木村拓哉 主演映画「HERO」観てきました

今日公開の映画「HERO」を観てきた。2001年1月~3月にフジテレビで放送されたテレビドラマ「HERO」の映画化である。主演は木村拓哉。

木村扮する検事・久利生の型破りで真っ直ぐな姿を描いたストーリーが魅力だ。

実を言うと私は日本のいわゆるトレンディドラマというものが嫌いでほとんど観たことがない。非現実的だし、見ていて「そんな訳ないだろ」と突っ込みを入れたくなるような設定ばかりだから。セリフもくさいのが気になる。日本文化というのは以心伝心と言うか、言葉に出さず、表情にもださないことが美徳とされてきた文化だと思う。なのにあんなドラマのように心の思いを言葉にし表情に出す演技は、どうもイライラしてくる。ドラマだから・・・と割り切ってしまえば良いのだろうけど、どうも恋愛ストーリーのドラマは現実感がなさ過ぎる。

そんな私がたまたま木村拓哉と松たか子が出演しているという理由で見始めたドラマが、このHEROである。組織や自分の利益を優先するのではなく、被害者や加害者の犯した罪を真正面から見据え、真実だけを追いかけようと走り回る久利生検事の姿は見ていて心にしみる。その久利生検事の正義感をより引き立たせるのが、松たか子扮する雨宮事務官である。ブツブツ文句を言いつつも、久利生検事の担当事務官である立場を全うしようと、事件に取り組む久利生検事に付き合ううちに、雨宮自身も真実を追いかけることになる。

ちょっとXファイルのモルダーとスカリーの関係に似ているかも・・・。

私は個人的にこういう映画が大好きだ。映画を観て忘れかけていたものを思い起こさせてくれたり、勇気を与えてくれるような、そして世の中の不正に問題提起してくれるような、そんな映画が最近はなかったように思う。

ストーリーは、6年前のテレビドラマ、1年前のスペシャルの続編ともいえる設定となっている。
久利生は芝山検事が起訴した傷害致死事件の裁判を任されることになる。取調べの段階で全面的に犯行を認めたため簡単に結審すると誰もが思っていたのだが、裁判では一変、容疑者が無罪を主張する。容疑者を弁護するのは、刑事事件で無罪獲得数日本一と言われる蒲生弁護士(松本幸四郎)。新聞にも大きく取り扱われなかった事件をなぜ日本一の弁護士が担当するのか・・・。その影にある大物政治家の贈収賄疑惑との関連が次第に明らかになっていくが、久利生検事はあくまでも傷害致死事件にこだわり事件を解決へと導いていく。

最近、世の中では政治家と金の癒着がひとつひとつ明らかにされ、マスコミを騒がせているけれど、自分の利益のために事実を捻じ曲げたり、他人を陥れるような不正は許されるべきではない。映画の中でも久利生検事が裁判の法廷でこう語るシーンがある。

「自分の利益のために事実を曲げ、犯人を庇い、嘘をつく人間がいるとしたら、俺は絶対に許さない」

例え生き方がへたくそだと馬鹿にされようが不遇な人生を送ることになろうが、私はそう胸を張って自信を持って言えるような生き方をしたいと思う。

そして久利生検事の言うセリフでもうひとつ心に残るものがあった。

「被告人が何年の刑を受けようと、そいつがいつかまた同じ罪を犯したら、意味ないじゃないですか。」

良い映画を観た、と心から思った。何度見ても良い、と思える映画だと思う。

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ネタバレですが、映画の最後は久利生検事と雨宮事務官のキスシーンで終わる。続編を予感させるような終わり方もなかなか良かった。

それから、これは木村拓哉が大竹まことのゴールデンラジオに出演したときに話していたことなのだけれど、久利生が中井貴一に四葉のクローバーを持っていくシーンは木村拓哉のアドリブなのだそう。木村自身も実際に映画が出来上がって見ないとその演技がどのように編集されているかは知らなかったという。撮影の合間にたまたま四葉のクローバーが生えているのを木村が見つけ、咄嗟にアドリブで加えたものらしい。

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