介護事業の問題点について考える

すっかりマスコミの関心が他に移ってしまったようで、コムスンの不正事件は取り上げられなくなってしまった。親会社であるグッドウィルの折口会長も姿を見なくなった。

けれど、介護事業の問題ってのは解決したわけでは決してないと思う。

介護の事業って、金儲けで出来る業務ではないと思うし、マスコミでもみんなそう話している。介護保険という公的基金を使っているのに、現場で働いている介護士の人たちは重労働を強いられて、賃金も安いという。介護士の平均賃金は年間約290万円だという厚労省のデータがある。なのに、なぜ折口会長は億単位の財産を築き上げることができたのか?これが不思議でたまらない。

一部報道によると、グッドウィル・グループの派遣事業部では、勤務する職員からひとり一日あたり200円の福利厚生費と称するお金を徴収していたという。派遣職員が1万人いたとすれば、日額200万円、月にして4000万円にも上る。個人レベルでは小額でも、集まれば巨額の金額になる。この使途のはっきりしないお金を徴収して富を築いていたのではないかと言われる。

現場で一生懸命働いて、24時間きつい重労働をしていても安い賃金で雇用されているのに、経営者は涼しい顔をして巨額の利益を得ているなんて、どう考えてもおかしな話しだ。

介護事業というものは、経営者やオーナーが儲けるためにある事業ではないと思う。人のため、社会のため、そしてゆくゆくは自分のためにと現場で一生懸命頑張っている人たちが報われる仕組みでなければ、成り立たない事業なのではないか。

折口会長が「老人は多額の貯金を持っています。これからは介護事業です。」と話していたインタビューが頭から離れない。金の亡者だ。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 郵貯の介護貯金

    Excerpt: 郵貯の介護貯金 は、介護が必要な方のために、利率の特例を設けた定期貯金です。 対象者は、常時の介護を要する寝たきりの方又は認知症の方 です。 貯金の種類は、ニュー定期(ニュー福祉定期貯金を除く。).. Weblog: 郵貯ナビ!郵貯の情報サイト racked: 2007-09-03 22:25