内部告発される企業

内部告発を受けて企業や政治家の不祥事が明らかになることが増えている。最近のことで言えば、不二家の件。

ワイドショーや情報番組などで、「元職員」と名乗る人物が匿名でマスコミに登場し、企業内で行なわれていたもっとひどい実態が暴かれている。

「床に落ちた食材を平気で原料に使っていました。」とか

「賞味期限なんて守らなくていい、と指導されていました。」とか

元職員と名乗る人物は何の束縛もないから平気でマスコミに実態を話している。だけど、こうやって匿名の人物に内部告発される企業ほど情けないことはない、と私は思う。内部告発された事実関係以上に、不二家の職場環境が劣悪だったことを想像することは容易なことだ。

要するにこうやって告発されるには、そうするに至った劣悪な職場環境があったということだろう。

「いつかこんな企業は痛い目に遭って当然だ」などと思いながら職員が働いているとしたら、問題ではないだろうか。危機感はないだろうか。

大切なのは、偉そうなことを言うようだけど「倫理観」だと私は思う。自分自身の仕事に誇りを持って、隣の職場と比べたりするようなくだらない行為はしない、それが大切なんだと思う。

残念ながら私が先月まで働いていた会社では、私はこの一年ずっと「いつか痛い目に遭う」と思い続けてきた。

いつの日かこの私があの会社の内部告発を匿名でするときが来るのかも知れない。そんな会社は客観的に見て本当に哀れで情けないと思う。そんなとき、企業はどんな対応を取るのだろう。慌てふためいて後手後手の対応しか取れないことは明らかだ。


って言うか、私が昨年12月に労働局に申請したことこそ内部告発だった。私を派遣法という法令に従わないで6年間も雇用し続けた事実は、神奈川労働局にも認められて行政指導という結果をもたらした。

本来なら法令違反を申請した本人は、その行為を理由にして不利益な扱いを受けてはならないと定められている。もちろんあの会社は表立ってそんなバカなことはしなかったが、第三者が聞いたら呆れてしまうようなくだらない理由で私を追い出しにかかった。

でもそれで良かったと思っている。あのままあの会社に勤めていたら、不利益な扱いを受けたことをこうして暴露することは難しかった思うから。こうして何の束縛もない社外に放り出されたからこそ、自由に公表することが可能になったと思うからだ。

この記事へのコメント

2007年04月14日 22:26
組織に生きるのは大変ですね。
2007年04月14日 22:34
いえいえ、組織に生きるのが大変なのではなくて、その組織の倫理観が重要視される時代になってきたのですよ。それだけ人間の数が増えすぎてきたってことです。